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「追憶」

mieの「追憶」

母の目
溢れる涙
私の手で拭った

自分の記憶も
家族の記憶も
親子の記憶も
ことはかとなく
途切れる

懸命に留めるすべ捜し歩く

どこまでも暗い道
不安と悲しみ

それでも母
母であってほしい
そう思いながら

涙を拾った
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「月光」

mieの「月光」

猛暑つづく
眠れぬ夜
月が光輝く
眺めながら涙
明日の無事祈る

近年まで
月は見なかった

顔も上げられず
ひたすら現実を走った
足もとばかり
気にした

でも
一生懸命

暮らしぶり変えた
窓の正面
東の大文字
不思議と祈る

月の話
得意な日本画家
彼の語り
その深さに
「感じる心」

「見えない価値」
愛おしいほどにこだわり
苦しい葛藤
いつしか
心が透んでくる

その先
真実の手ごたえ掴み
気高く命輝かせる
貧しい油画家

そのコトバの深さ
心落ち着かせる

まるで
月の光を浴びているかのようだ

「所信」

mieの「所信」

昨日の誕生日
という歳でもない

でも
だからこそ
大事に思えた

思わぬ方❤から
カード
電話
メール
コメント

嬉しい

「いくつになったん?」
「みっっちゅ」
「ゴとみっちゅか?」
「それはないでしょ」

それでも
伝えたいという気持ちの
コトバに感謝

「誕生日は今日まで無事生きてきたという感謝の記念日だから」

 そうだねぇ、、、
 みっともないけど
 正直に生きよう!!

 


「必然」

Mieの「必然」

付き合い
いろんな出会い間
そう簡単に
「大切」は言えない

そんな歳になった
そんな時代になった

「必然的」
人生にひとつくらい

それは
いつしか隣にいる
その間
コトバもいらない

裸の自分の心
すっと
差出し

見つめる
勇気
届けてみよう

「不意」

mieの「不意」

少しお休み
短い時間
新たに重ね

解り合う絆
解り得ぬ思い

不意をつく

「命」の行方

生かされた イ・ノ・チ
召された  
綱渡りの  
正念場の  
壊れた
待ちわび  
拾った 

どれも
不意打ち
戸惑う挙句

しかし
そこが大事

思いがけなく繋がり
新たな鼓動
が生まれる

「特別」

mieの「特別」

「つなぎ手」の
大切なもの

「信頼」
これより先のものはない

「友達」と「知り合い」
ずいぶん違う
友達とは仕事はしない
知り合いとは礼儀をはらう

「特別」
命が震える関係
互いを案じ
互いを慈しみ
自力で「信頼」にたどり着く
目にコトバにできない
命が私の胸の中いる
そのことに理由も言いわけもない

ブログ休暇にはいります
皆さま、お身体ご自愛ください

            mie

「仕度」

mieの「仕度」

 ご愛読
 ありがとう
 
 仕事の合間に
 覗いてくれる方
 
 直接
 声をいただく方

 黙って
 見守っていただける方

 感謝しています
 
 身仕度を整え
 しばし
 出かけます
 
 

 
 
 

「素敵」

mieの「素敵」

歳を重ね
まっすぐな目の
「素敵!」
はずかしさの局地

本人は
ほとんどが
劣化の域

でも
まっすぐは
駆け引きなしで
嬉しい!

小細工
ごまかし
繕い
言いわけ

どれも
見抜けてしまう
それほど生きた

ありがとう

今日の「感謝」 ビルマさんの誠意

「休眠」

mieの「休眠」

ブログ再開理由
うまく
届かない
隣人への
メッセージ

なんとか
生きていること

隣人の便り
新しい背景
知ることで
また傷を負う

コトバは惨い

夏の虫
音もなく
漂う

虫なら
ひとりも様になる
それがいい

笑いながら
涙が溢れ
糸を切る

「誕生」

mieの「誕生」

8月2日
花火大会の日
難産

頑張った母
76歳
認知

私は彼女にとって
いい娘だったかなぁ

洋裁上手の母
手作りの服
私もそう真似た

誕生する命
尊い

私の人生

誕生しない命
17子の粒
もっと尊い

私の体を
フィルターのように
流れでた

夢枕
ほんまに好きな人との
尊い命
出会えない

来世は
絶対
虫になる

辛い涙
多すぎて
干した

神様
けっこう
頑張って
生きましたよ

ひとつくらい
私の願い叶えて
ください

虫になりますから














「居所」

mieの「居所」

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豪雨は嘘?
梅雨明けの空
朝顔 (ほんま、朝の顔)
ひょっこり

「文化は風を読む」
何度もつぶやき
日常

すぐに
忘れる

ブログの「Mie」
よく聞かれる

子どもの時読んだ
「ムーミン谷のはなし」

❤Mie
髪はお団子
メガネの下の目つき
不機嫌そうな態度
どこかしら
似ている
愛着

なんでもズケズケいえるのに
本当の
自分に我慢
だから怒り顔?

スナフキン
子どもの時から
理想の男

けれど
mieとスナフキン
義父兄弟
だそうで
う~ん

かなりショック

ヘッセの「クヌルプ」も
似ている
流浪の旅人
いつどこにいっても
彼は大切な人
よろこんで
迎えられ愛される


風のように来て
風のように去る
それが切ない

私のスナフキン
幻を追いかける
時間の終わり
それが切ない


今日の「感謝」Mieの大切なスナフキンへ




「音信」

mieと「音信」

コトバと声
「音」を重ね通る
その大切さ
痛感する

「手紙」「メール」
相手にとっては
一方通行の選択
ありえる

「求める」
それほど
意味を持たなくとも
相手の「音」が
生活や心底に
風を入れる

コトバや声
触れ合い
響く

いじめ
「無視」は辛い
その人の存在を
ないものとすること

大人にも子どもにも
親子にも夫婦にも

大学で
学生と心の話
互いに刺激

自分の心
逃げないことに
つたない
力を分け合いたい

前期最後
いつもふてくされていた
Iさん
「先生、もっともっと話したい」
「もっともっと私の引き出し開けてぇや」
と、、、
学内を歩くと
「先生~。話しよ」とつかまる

これから
日本の未来を支える人
だから丁寧に応えたい

怯まず受け止める
ちゃんと返事をする
それだけを
積み上げた

「信頼」
そこから
生まれて築かれた


「音信」その人の音(コトバ)を信頼し受け止めること
それがないこと、信頼の糸電話がほどけているのかもしれないなぁ







「豪雨」

mieと「豪雨災害」

京都市白川自宅前 ↓
先日まで蛍が飛んでいた川が、、、


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ここ数日の豪雨
故郷福井で起きた
豪雨災害を
思い起こす

あの日
7月18日
我が家にとっても
密接な災害

水は怖かった
一瞬で人も家もすべてを
飲み込む
現場は修羅場

水が引いたあとの
猛暑
衛生管理と事故管理
皆、気持ちばかりの
苛立ちが続いた

大切なスタッフ
熱中症で倒れた

災害の怖さは
経験者でしかわからない
家の中に
他人の家のものが
押し流され
汚物もすべてが
あからさま

雨が止むと
必ず土砂が崩れる
日本の土壌を
未来を
案じる

「舞台」

mieと「舞台」


無条件で
舞台が好き

とくに
舞台を歩く靴音に
心奪われる

役者の表現より前の
存在感が
ゾクゾク

私も舞台を歩いた
ハイヒールのコツコツ
この一歩
度胸が据わる

それからの人生

心が病んだ時
舞台に出かける
芝居の中の自分
落ち着く

舞台を観る時
かなり会場全体を見回す
照明・音響
客の雰囲気
いろんなウォッチングが
妄想を広げる

舞台での感涙と
映画での涙は
全然違う

人が生で伝える力は
心深く届く

それがたまらない

そう
一緒に舞台を作ったHくん
満席の客席
嬉しかったなぁ
ずっと輝いていた
ありがとう

人生の旅芝居を続けるTさん
貴女は私の理想女性
今はどこにいるのかなぁ

魅惑の照明マンYさん
あの色彩と感性は
虹色の脳?

また
舞台が私を呼んでくれる日が
楽しみ

今日の「感謝」飲みすぎに注意のHくん
故郷の海で会いましょう!!




「恋愛」

mieと「恋愛」

「恋」の字
心が下にいるから
下心

「愛」の字
心が真ん中
本気

人が生きる
エネルギー
身も心も美しく
細胞までの活性化
「恋愛」
の他はない、、、

特定の人を
思いこがれる
大切なことだと思う

「結婚制度」
家族を含め
守り育てる
「我慢」と「精進」
ながい道のり

「恋愛」
その深さは別として
その人の人生を
必要とすること
その人生に
立ち入ること

それは
時に「潤い」
時に「傷つく」

日常の小さな出来事
ふと
その人を「思う」
それは
家族ではない
気持ち
浮き立つ距離感

いくつになっても
美しい恋を
笑顔を

大事にしたい

「心得」

mieと「心得」

厄よけちまき
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都の暮らし
地域への貢献
もうすぐ祇園さん
料理屋や老舗店は
鉾ごとに
ちまきを配る

実際食べるちまきは
祭りの当日に
この「厄除けちまき」
玄関に一年間
飾る

これが玄関先にある家は
ちょっとした
京都人の承認

かまきりの鉾手ぬぐい
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鉾にはいろんな象徴と特徴がある
カマキリ鉾の手ぬぐいを
お隣の版画家先生が
デザイン

この地域
文化・芸術人がたくさん住む

地蔵盆
地域の子どもが
「お地蔵さんよっててな」
そのしきたりと段取りにも
古い京都の掟

「私らまだ新しいお人やさかい、、なぁ」
「何年お住まいですか?」
「ほんの30年おす」
 はぁ~「ほんの?」
都の歴史は長い
そんなことが日常

今日の「感謝」
 人生いつまでも勉強!厳しい掟のご指導いただいた重鎮に

「山鉾」

mieの「山鉾」

京都高島屋 ↓
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祇園祭りが近づくと
大雨が降る
鉾立ても
大変
釘は使わない

古い伝統
守ることで活きづく
誇り高い
日本の顔が仕上がる

街ゆく浴衣人
なんだか
バカボンパパ
みたい

「そんなに
お化粧しなくても」

浮き立つ気持ちは
老若男女
同じか

先月
石川県小松市の劇場で見た鉾
とても素晴らしかった
子ども歌舞伎も
本格的

「勧進帳」「安宅の関」「花道」「桟敷席」と
松葉がモチーフの素敵な劇場

芸術・文化
これからの日本を
支える
そう信じる 私がいる











「出生」

mieと「出生」

誰も
我が命の出所を選べない
命のスタート
よーい ドン

走り出せば
まるで
意思とは正反対に動く
そして
自身の命のエネルギーに
ぶつかる

挙句の果て
自分以外の命に
八つ当たり

「迷惑」をかけ生きる命
愚かな流浪の旅

生きただけが顔になり
やがて
ありのままで
命のゴールにたどり着く

生まれ星
ぬぐえない

苦しむ故に
醜い
けれど
その星に逃げ帰る


「空間」

mieの「風のまにまに」


京都市東山三条カフェ「まにまに」
「七夕パーティー」
マリンバの生演奏に
それぞれが揺れた

「3つの間」
空間 → どんな環境か
時間 → どんな時間か
仲間 → どんな人達か

その3つの絶妙なマッチングに
優しい「気」が通り
魂を揺さぶる
マリンバの音色
それぞれの心を支えた

コトバはいらない
互いの今
見守る

異業種・異年代のひととき
そんな「居場所」を
おしみなく
提供してくれた

ふたりのMちゃん
彼女たちの心遣い
キラキラ


また、逢いましょう!!

今日の「感謝」まにまにの優しい仲間たち

「芸大」

mieと「芸大」

私の仕事
芸大での講義
今時の芸大の施設
四季劇場そっくりの「芸術劇場」
浜畑賢吉が教授

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映画館もある
自主映画を制作
津田さんが主役で学内撮影

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芸術学部のための
画材屋もある
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おしゃれな校舎が立ち並ぶ
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自由が溢れる
なのに学生は今を未来を案じる

出席カードの裏に
「先生、私はここで何を学び何を目指せばいいのでしょうか?」
そんな感じのメッセージが多い

とにかく向き合い
ちゃんと聞くように
心がけている
もう少し力になってあげたい

つい
同じ美大生の我が息子のことを思う
彼も誰かに世話になっている

巡り巡って
社会へ少しの恩返し
そんな歳になった

今日の「感謝」
休まず居眠りもしないで一緒に頑張ってくれる芸術計画学部の学生たち


「朝顔」

Mieの「朝顔」

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仕事部屋は強い西陽
なので
デスワークは早朝か夜中
夏の京都
ハンパではない

昨年からの日差し対策
グリーンカーテン
昨年は急ぎすぎ
真っ盛りまで
保てず

今年は
ゆっくり過ぎて
芽が出ない

まるで子育て
「這えば立て
 立てば歩けの親なかれ」

ついついせかしてしまう
子育ても朝顔くらいの
ゆっくりでよかったなぁ
育てて解った親業

子どもの未来
急がせたわりには
希望のない社会
申しわけない

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散歩の途中
レモンの木
見ているだけで
涼しげ

朝から
「早く、早く」の母だった
手つなぎ散歩
楽しめばよかった

私の老後
息子は手を携えて
くれるだろうか

今日は
梅雨の晴れ間
急いで法然坂を降りる

今日の「感謝」寸足らずの母についてきた息子R(21)に



※ これまでアップした写真が見れないというコメント
  たぶん、今後は大丈夫かと思います。
  せっかくの写真ですから楽しんでくださいね

「浄化」

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Mieの「浄化」


京都に住んで6年が過ぎ
毎朝の散歩
身近な哲学の道から
法然院の坂

夜な夜な
むささびが飛ぶ
法然の森

ひんやりとした
苔が美しい

ここでの
不思議な体験
心が病んだり
疲れがとれない朝

門を上る階段に
さしかかると
「浄化」の気
が集まってくる

肩が
すっとー軽くなり
足取りも安定する

竹藪を抜けると
お掃除の方が
「七夕の笹をお切りしますか?」
と声をかけて下さった

嬉しかったが
丁重に断った
それには思い出がある

息子が3歳
幼稚園で自慢の笹飾りを作り
マンションの玄関に飾った

七夕の夜
近くの大きな川に
流しに行くと

彼は大泣きで
「流したらお願いがきいてもらわれへん」
けっきょく流さず
また夜道を笹を揺らしながら
泣きつかれた彼をおぶり帰宅

やはり笹は枯れ
どの時期に
さよならすべきか
辛かった

笹飾りと短冊は
丁寧に箱詰め保存

その彼の願い
きっとかなっているに違いない

そう信じ
母は思い出をたどりながら
法然の坂を降りた


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「ゼロ」

Mieの「ゼロ」


ピアノ「mie2号機」
と過ごす時間

「いつも何度でも」

マリンバの友人
Kちゃんのライヴでも
何度か聞いた

マリンバ


この歌詞の中に
「ゼロになる、、、」
というフレーズがある

彼女も私もずっと
心に沁みているコトバ

苦しみ、悲しみ
幾度の人生の旅
何度でも「ゼロ」になること

とても、簡単そうで
勇気と力がいる

あきらめではない
次の一歩のために
これまでのすべてを
潔く脱ぎ捨てて

すっと、、、
立てること

それが、次への
はじまり

しかし、
私は昔からこの3拍子は苦手だ
バランスが悪い
三反神経の鈍さも
天性か、、、

今日の「感謝」はmieの2号機

「勇気」

mieの「勇気」

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縁あって
我が家にきた電子ピアノ
900種類の音
グレードもかなり高い
ほぼ新品
信じられない価格で
嫁入り

音大出身なのに
ピアノから離れて
数十年
学生時代の挫折が
トラウマで
二度と弾かないと
決めた

ここにきて
気が向いたわけではない
このピアノ
私に生きる力を
届けにきた
「縁」としか言いようがない

上手になんか弾けないが
カバー機能が備わっている

夢中に数時間を過ごし

優しい耳ざわりが
私の心を洗い流す

嬉しかった
とても嬉しかった

涙が溢れ、、溢れ

コトバにできないこと
うまく伝えられないこと
ちゃんと聞き取れないこと

全部を音が黙って流してくれる

頑張って生きた自分へ
8月2日は誕生日
神様からの贈り物

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今日の「感謝」ご縁をくれたKちゃん、ピアノを捜してくれたヨシカワ氏 
      背中を押してくれたビルマさん、ありがとう!!
      そして、何があってもちゃんと自分の事のように喜んでくれたセバスチャン
      見守ってください。

「気分」

mieの「通勤」

京都⇔天王寺
特急「はるか」関西空港行き
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職場まで片道2.5時間
5回の乗り換え
週末には背骨のパーツが外れていく

「はるか」は関空への出入りに利用される
スーツケース姿の外国人や
旅行客が多い
なかなか快適な特急時間
海外渡空「気分」

車掌の態度もいい
「良いホテルには良い客が集まる
それは、良いもてなしがある」
同感

人との関係も
「気分」良くへの配慮は大切
私も歳を過ぎ
我慢が効かなくなる

大切な人との時間は
互いに気分よく
向き合う価値を
噛みしめながら
過ごしたい
時間への焦りが募る

噛みきれない思い

ついつい
「そんなに怒らないで」
と心の中で叫び
コトバをなくす
怒るも受けるも
気分が悪い

そんな時間を過ごすための
出会いではない

車中、さまざまな人を
眺めながら
みんな同じかと
思い巡らす

Mieの今日の「感謝」ひとときの時間







「厳選」

mieの「厳選」

趣味は料理
外食はほとんどない
しかし
どうしてもという店がある

カウンターだけの12席
シンプルな空間

この店の
名付けて「命が驚くスープ」
それを飲むと胃袋がうんと
元気になる

今日は、赤ピーマンのポタージュに
コンソメブイヨンのビュルレ
満月の中に星が踊っている?!
綺麗

しばし、食べれない
「美食」

疲れた時には、どんなお薬よりいい
料理もセンスだ
潔よく厳選された
素材を信じている

料金も財布に優しい
今日のお相手
大学の仕事でお世話になる
助手のKくん

毎日納豆だけが主食という彼
食べてるうちに顔が元気に
声も大きくなった

帰りに
「胃袋がめちゃあったかい」と
日頃の彼への恩返しできたかな

「先生、なんか伝わらないことが多くて」
「そうやね、私もいつも悩む
 でも、うまく伝わらんから一生懸命
 人に関われるのかもしれんなぁ」
 とふたりつぶやき帰宅

全部はうまくはいかないけど
「厳選」して伝えていこう

今日の「感謝」可愛い助手さんKくん
       とお気に入りシェフ
       ありがとう    











「短冊」

mieの「短冊」

私の職場
T芸大も七夕まつり
学生も浴衣姿

なぜか[竜馬の七夕Day}
芸大構内は表現の自由

七夕飾り
「先生も書いて」とせがまれ
う~ん
「ワタシのひこ星どこやねん」
はぁ、、、

陞滂スァ髣・スク+005_convert_20100703002952_convert_20100703003200

 それにしても
 今日はつかれた
 前期試験も始まる
 生徒も先生も大変

 今日は通称「芸坂」
 の足が重いわぁ
 
 イエイエ
 私の体が重いのです

 

「衝動」

mieの「衝動」

韓国の若手俳優(32)
衝動的な自殺
傍からみたら「何が?」
と思うが、彼もひとりの人

先月、大阪阪南線沿いT駅での事
私鉄の乗り継ぎ階段を急ぐと
急に肩が重くなった
「きたぞ」といういやな予感

事件現場には人が蟻のように集り覗きこむ
衝動的にホームから飛び込んだ若い命
腕がもげていた
とっさに助けようとした
教え子の大学生も落下

悲惨な現場
蟻さんは傍観者

隣の高齢者が気分を悪くし倒れ込む
とっさに「AED」と叫ぶと
看護学生が停まっていた電車から捜しあてる
なんとか、見知らぬ人たちと
蘇生処置

災害コーディネーターとして
こうした現場にも
立ち会ってきた
しかし止まった「命」は動かない
若い命
つい母親の感になる
女が命がけで自分の肉体から産んだ記憶
いくつになっても忘れない
それが母

私だったら生きれない

衝動的な気持ちは理解できる
人は人に助けられ
人に潰される
自分からも
人からも
逃げれない気持ちはある

大波小波、生きていると
度々やってくる
人のせいにしたり
自分に悔いたり
強くなっているのか、弱くなっているのか
どうでもよいのか
悩みながら生きる

そんな自分が偶然に
見知らぬ命と関わらせてもらう
ゼロにもどる


今日の「感謝」若い命のご冥福を祈る 











「手紙」

mieへの「手紙」


蜊オ+002_convert_20100630201847

長野県富士見市「富士見キブツ」
八ヶ岳麓の美しい村
高原野菜の畑やペンションが並ぶ
そこに平飼いの有精卵を営む
髭じいの牧場

私の学生時代の友人エリの実家
本人,ブラジルに宣教師移住
長い付き合い

本人不在中も
髭じい夫婦には
ひとかたならない恩義

我が息子、3歳から10年間は喘息児
何度も[命の淵]を歩いた
ちょうど今頃
この梅雨が怖い

毎年7月~8月は
富士見高原病院のサナトリウムに
親子で天地療養

高原の爽やかな風と湿度が
息子の命を守ってくれた
毎朝、6時
病室の窓に小石が
髭じいが
朝一の生みたて卵
まだ鶏さんのぬくもりがあるうちに
両手に一個ずつ
届けてくれた
どれほど励まされたか
蜊オ+003_convert_20100630201929


病室のべットを退屈しないようにと
息子と得意の馬の絵を描いてくれた
今も「馬」の絵だけは髭じいにかなわない
富士見で卵で育ててもらった絵への思い
今の美大生の未来に導いた

里子母さん
いつも、四季折々の花を大事に
美しい暮らし
マヨネーズもジャムもチーズケーキも
すべて自前で作ってしまう
80歳になっても、里子母さんの
ぺペロンチーノはかなわない

卵に添えられる庭の花と手紙
「活かされた命を大切に育てなさい」
「今日までに感謝、明日には希望を」
大切な手紙
何度も読み返す

今のご時世、都合の悪いことはメールで
まずいことはさらに「削除」
簡単に相手を否定できる
心は育たない
コミュケーション
それに伴う少しの不都合さや
「深さ」と「重さ」
は受け止められない

「浅い」井戸はすぐに涸れる
「軽い」基礎は住処をなくす

人の関わりも
同じではないか
私の疲れた心に沁みる
もう一度髭じいの手紙を読み返す


今日の「感謝」
 髭じい95歳 里子母さん87歳

「卵ありがとう!皆さんにおすそわけ」

「相棒」

mieの「相棒」

「便りがないのは、、、、」と言うが
 この情報化社会での意思疎通は大切
 かといい、お礼や謝罪を
 メールで掻い摘むのはあまり性に合わない

 仕事もブライベートも仁義はきりたい派
 男社会でなんとか立ってこれた
 少しばかりの信頼は
 この「仁義」のおかげかもしれない
 何事も、後始末こそがその人の価値を決め
 道を正す
 
 仕事で会う方の名刺の裏には
 会話の内容や趣味、印象を記す
 その日のうちに葉書の一言礼状を
 出すようにしている
 (若いころ永六輔氏に教わった)

 つい先日、手相を見てもらった
 彼女は本職かどうかは解らないが
 私はとても珍しい相だと

 「潔さと感覚」は仕事運
 天然のうっかりさんは愛情運
 このギャップ?
 だが、私はそのギャップこそが
 本来の私らしさだと思う

 プライベートでの女友達は長い付き合いが多い
 反面、仕事は男性と組むことで互いを引き出しやすい

 いわゆる「相棒」を生涯のうちに
 出会えたことは
 宝くじの100万円より嬉しい話

 10歳下の「相棒 H氏」
 テキパキ刺激ある会話と駆け引きがいい
 まるで自分に4つの目があるように
 積み上げてくる
 資料をぶつけ切磋琢磨した
 
 学び合い
 励まし合い
 貶し合う
 泣いて
 笑って
 そして、、全部ひっくるめて
 認め合う

 そこまでの時間と葛藤が
 彼としかできない
 価値ある7年間の仕事になった

 建築家K
 センスがよく
 心のこもったいい仕事をする
 そして、現場を逃げない
 いつか一緒に仕事をしたいなぁ
 そういう人に逢えただけで
 生きる元気がでる

 お互いに最高の糸が手繰り寄せられた時に
 互いの人生に価値ある仕事として
 残したい

 今日の「感謝」素敵な相棒


 
 











 
 


  

 
 
 






  

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